2025年6月15日日曜日

生活部フラワーアレンジメント講座開催

生活部部長 

6月15日(日)、今年度第1回目の生活部行事としてフラワーアレンジメント講座が開催されました。講師として「花工房ポピイ」の大山恭子先生にお越しいただき、“フラワーアートを作ろう”と題して、ガラス瓶にそれぞれ好みの花色を組み合わせ、オリジナルのフラワーアートに仕上げていきました。今回が2回目という方や初めての方など、十代から八十代という幅広い年齢層の参加者でしたが、先生から丁寧にご指導いただき、「あら、ガラス瓶からはみ出ちゃった!」「ここの色合いどう?」など、四苦八苦しながらも和気あいあいと作品作りを楽しみました。

今回使用したガラス瓶が実は身近な容器を逆さまにして利用したものだったり、造花が『アーティフィシャルフラワー』と呼ばれるようになっていたり等々、新たな情報も得られ有意義な時間となりました。

最後に、感想を伝えあったり、フラワーアートの保管方法、次回の切り絵講座の情報交換など行って講座を終えました。



2025年6月1日日曜日

美川公民館探索クラブ 史跡探訪ウォーキング

美川公民館探索クラブ 史跡探訪ウォーキング

〜磨崖仏に息づく信仰の歴史をたどる〜

6月1日(日)9:00〜10:30、美川公民館探索クラブによる史跡探訪ウォーキングを実施しました。当日は雲一つない晴天に恵まれ、計13名(うち地区外参加者3名) が参加。皆さん熱心に昔の信仰へ想いを馳せながら、鬼ヶ岳ダム近くに刻まれた毘沙門天の磨崖仏へ向かいました。


行程と学びのハイライト

  1. 公民館駐車場に集合(9:00)


    • 「美川公民館に集合した参加者」

    • まずは 山上講 メンバーの 鈴木さん から、磨崖仏と山上信仰の歴史についてレクチャー。
    • 「出発前に山上信仰の歴史を語る鈴木さん」
      集合時、磨崖仏への思い出を交えた温かい語りで一行の期待が高まりました。

    • まずは 山上講 メンバーの 鈴木さん から、磨崖仏と山上信仰の歴史についてレクチャー。

    • 鈴木さんいわく、昭和45年にダム建設と県道付け替えが行われるまでは、信者が最下部の美山川から太鼓や清水を担ぎ上げ、険しい山道を登拝していたとのこと。
  2. 鬼ヶ岳ダムへ移動 → 県道脇から登山開始


    • 「移設された石鳥居」
      設置が不十分だったのか崩れています。

      「山上石鉄両権現」と刻まれた鳥居の扁額
    • かつて麓にあった 「山上石鉄両権現」 と刻まれた扁額を持つ石鳥居は、現在県道脇に移設されています。






    • 「急な登はん路を登る参加者」


    • 30m ほどの急坂を登ると巨石群が姿を現し、その一角に弘化4年彫刻の毘沙門天磨崖仏が荘厳な姿で鎮座。

    • 「毘沙門天磨崖仏とご対面」
      江戸時代後期に刻まれた優美な像に、参加者からは感嘆の声が上がりました。
  3. 磨崖仏前で自由観察 & 質疑応答


    • 「木漏れ日の下で史跡解説タイム」
      古来の祭祀跡を前に、資料を片手に真剣なまなざし。
    • 穏やかな表情と繊細な彫りに「岡山県内で最も美しい磨崖仏」との呼び声も納得。

    • 背後の小詞には 不動明王役行者 の像も確認でき、山上信仰が多層的であったことを学習。


    • 「小詞の中の大岩に刻まれた役行者と石鎚蔵王大権現」

    • 今回は特別に小詞の中も見学させていただきました。

参加者の声

  • 「昔の人々が担いで登った道を体感し、信仰の厚さに胸を打たれた」

  • 「山と川と信仰が一体となった景観が素晴らしい」

  • 「昔は上高末全体を一望できていたそうだ」

  • 「鈴木さんのお話がとても分かりやすく、歴史ロマンを感じた」


無事故・好天で無事終了!

最後までけが人や体調不良者もなく、予定より少し早く現地で解散しました。ご参加の皆さま、そして貴重なお話を聞かせてくださった鈴木さん、本当にありがとうございました。


次回予告

7月上旬には、「矢掛町の方言」 と題した文化講演会を予定しています。詳細は公民館だより・ブログ・LINE公式アカウントでご案内します。どうぞお楽しみに!