2024年11月28日木曜日

第3回美川地区防災訓練に参加して

防災訓練に参加された方に寄稿していただきました。
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1124日(日)、美川地区で防災訓練が開催され、参加しました。今回は、能登半島地震や能登豪雨の災害時にボランティアとして活動された小田地区の山下防災士のお話を伺いました。山下さんからは、以下のような貴重な教訓を共有していただきました。

  • 衛生環境(特にトイレなど)の重要性
  • 情報収集の大切さ
  • 地域独自の備蓄品の準備
  • 自分たちでできることを進んで行う心構え
  • 被災者同士で必要な物を持ち寄る工夫

これらはどれも、今後の防災において非常に役立つ内容ばかりで、大変参考になりました。

また、「衛星みちびき」を利用した 衛星安否確認サービス(Q-ANPI の紹介もありました。このサービスは、電話番号を登録することで、どの避難所にいるのかを確認できるシステムです。非常に便利な仕組みであり、今後の普及が期待されます。

消火器訓練では、消火器の基本的な取り扱い方法に加え、実用的な豆知識も教えていただきました。

さらに、AEDの操作手順も体験しましたが、意外と忘れがちな部分があるため、定期的な訓練の重要性を改めて感じました。

簡易担架の使い方も体験しました。竹2本と毛布1枚だけで、紐を使わずに人を運ぶ方法には驚きました。実際に担架に乗ってみると、少し怖さを感じましたが、知っていれば役立つ場面も多いと感じました。

また、道具を使わない搬送方法も習いました。これは、運ばれる人が足を組み、前の人がそれを抱え、後ろの人が運ばれる人の脇に手を入れて持ち上げるという手段です。この方法も非常時には大変有効だと感じました。

今回の防災訓練を通じて、多くの学びと貴重な経験を得ることができました。関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

 


山下防災士のお話


衛星安否確認サービス(Q-ANPI)の紹介


AEDを使った救命救急訓練


水消火器を使った消火器操作訓練


簡易担架を使った搬送訓練


道具を使わない搬送訓練


防災倉庫の中を確認

2024年11月26日火曜日

能登半島地震および豪雨災害ボランティアの体験談まとめ

11月24日(日)の防災訓練において、山下防災士が能登半島の地震と豪雨の災害ボランティア体験談を報告してくださいました。 

熱のこもった体験談は、ライブで聴くのが一番です。
協調したいポイントがメリハリ付きで伝わってきます。

まとめましたので、ご一読ください。


1. 能登半島地震被災地支援活動報告

【期間】

202415日~7

【経緯】

  • 11: 地震発生
  • 12: 現地の知人に連絡安否確認、支援可能か問合せ回答待ち
  • 13: 支援要請あり友人等に呼びかけて物資の収集・調達開始
  • 14: 支援準備現地に向け出発
  • 15日~7: 輪島市中心部で物資の配達、避難状況及び支援状況の調査

【印象に残った点・わが町の地域防災に活かすべきこと】

  1. 被災者への平等な支援の必要性と難しさ
    • 支援が集中しやすい目立つ避難所と、支援が届きにくい小規模避難所の差。
    • 本当のニーズへの対応の難しさ。ニーズは刻々と変化するため、事前準備と予測が不可欠。
  2. 多様な避難形態への配慮
    • 簡易避難所、自宅避難、車中泊、孤立集落などへの支援の必要性。
    • 地元の住民自身の対策も重要。

2. 能登半島地震及び豪雨災害 被災地支援活動報告

【期間】

2024119日~10

【経緯】

  • 921日~23: 豪雨災害発生
  • 119 (10:0015:00): ボランティア参加泥の掻き出しを担当
  • 1110(10:0015:00): 継続作業

【印象に残った点・わが町の地域防災に活かすべきこと】

  1. 自然の重複災害の脅威
    • 地震被害に加え豪雨災害による追い打ち。
    • 被災者の生活復旧の長期化。
  2. 想定外の危険
    • 川がせき止められて発生したダム状態濁流による被害。
    • 水辺以外の場所でもリスクの存在。

3. これから災害が起きたとき、被害を小さくするための備え

  • 衛生環境の確保
    • 簡易トイレやし尿処理キットを優先的に備蓄。
    • 水の要らない清潔グッズ(歯磨きセット、ウェットティッシュなど)。
  • 快適な寝床の確保
    • クッション性・断熱性を備えたマット類の備蓄。
    • 車中泊や劣悪な環境下での健康リスクの軽減。
  • 非常時の食事の充実
    • 保存食だけでなく調理可能な器具や燃料も備蓄。
    • 一辺倒でないバリエーションある食事の提供。

4. 備蓄についての考え方

  • 優先度を考慮した備蓄
    • 被災者の年齢層や男女比を考慮してニーズを想定。
  • 共助ネットワークの形成
    • 地域住民の物資の持ち寄りを促進。
    • 災害時に役立つ品物や協力体制のリスト化。
  • 地域特性に応じた防災計画
    • 地元の繋がりを活かした現実的なアイデアを取り入れる。
    • 「自分たちの町を自分たちで守る」という意識の醸成。



 

2024年11月22日金曜日

盆踊り大会は屋外で・文化祭は3日間に~来年度の事業計画決まる~

  美川公民館の運営委員会議が開催され、今年度の中間事業報告、次年度事業計画や文化祭の振り返り、職員推薦などについて協議されました。

11月22日に行われた美川公民館の運営委員会議についてご報告します。

当日は運営委員12名と職員4名が参加し、令和6年度の中間事業報告や令和7年度の事業計画、文化祭の振り返り、職員推薦、防災訓練の確認、次回会議の開催予定など、多岐にわたる議題について協議が行われました。

まず、事業報告では、令和6年度の活動が順調に進行していることが確認されました。次年度の事業計画については、委員会内での協議を経て大筋が決定し、持ち越し事項はありませんでした。文化祭については、舞台進行の監督役が必要であるとの意見が出され、次回は舞台発表を13時までに終了するスケジュールが望ましいとされました。職員推薦については、運営委員長から少人数の推薦委員で選考中であるとの報告があり、その後12月9日に正式決定されました。防災訓練についても確認と調整が行われ、次回会議については次年度の計画が大枠で決定したため、12月20日の開催は見送られることになりました。

次年度に向けては、「海棠まつり」を規模を縮小した地区行事として実施し、宣伝を控えめにする方針が示されました。「盆踊り大会」については、屋外で簡易に実施する方法を検討し、「文化祭」については展示と舞台発表を隔年で行う形式を継続。来年度は土曜日から月曜日の3日間で作品展示を行い、ウォーキング大会を11月、文化祭を10月に開催することが決まりました。ただし、海棠まつりの具体的な内容や、盆踊り大会の簡易実施案などについては、引き続き協議が必要です。

美川公民館では、今後も地域活動の活性化に向けて取り組んでまいります。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。



2024年11月16日土曜日

歌と踊りと神楽で彩る 美川地区文化祭の一日

 11月16日(土) 美川地区文化祭を開催しました

本年度の美川地区文化祭は、多くの方々のご協力のもと、盛大に開催されました。
舞台発表プログラムは以下の9つで、多彩な内容が観客の皆さまを楽しませました。

  • ギター・コーラス

  • 美川小学校の児童と教員の有志23名による「やかげんき体操」
  • 今年度途中から活動を開始したフォークダンスクラブの演技(毎月第2・第4月曜日に活動中)
  • 公民館カラオケクラブの歌唱発表
  • ギター弾き語り、サックス、ハーモニカのソロ演奏

  • 矢掛中学校ジャズバンド部による吹奏楽演奏
  • 矢掛こども神楽による「オロチ退治」の演目

神楽の最後では、大国主命にちなんだ「福の種」として紅白のお餅が、神楽を舞った子どもたちの手から観客の皆さまへ手渡され、大いに盛り上がりました。

当日は出演者・ご来場者・実行委員を含め、約180名が参加。
ご来場者の中には、美川小学校の学習発表会から引き続き残られた保護者や学校ボランティアの方々、カラオケ出演者のお友達、こども神楽の関係者や家族、神楽ファン、中学校ジャズバンド部の家族やOBOGなどが含まれ、地域内外から幅広い年齢層の方々が集まりました。

美川公民館の文化祭は、隔年で舞台発表と展示発表を交互に開催しております。
来年は展示発表の年となりますので、どうぞご期待ください。