2024年7月7日日曜日

美川公民館生涯学習講座 文化講演会「美川の峠」

 7月7日に開催された「美川の峠」講演会の報告

美川公民館では、7月7日(日)に生涯学習講座として文化講演会「美川の峠」を開催しました。参加者は26名で、地区外からも多くの方々が訪れました。特に講師の同級生が3名も参加し、懐かしい再会となりました。また、講師の教え子も訪れ、賑やかな会となりました。


講演内容の概要と歴史的背景

講演では、昔の人々が山を越えて最短距離を通ることが多かったことや、現在の自動車の交通経路とは異なることが説明されました。先祖の墓に刻まれた親戚関係から、峠の向こうの集落との行き来がうかがえることや、古い地図に今では忘れ去られた峠が載っていることが紹介されました。

講師の紹介と過去の講演会の振り返り

講師は「ふるさと風土記 矢掛」の著者である鳥越 昌(とりごえ さかえ)先生です。鳥越先生は平成21年にも美川公民館で「備中の水車と地場産業」について講演されています。水車の調査で各地を歩いている際に、水車で生産した産品を峠を越えて運び出すことを知った経験から、今回の講演内容に繋がっています。


参加者の反応と次回の予告

今回の講演会では、美川地域の歴史と文化について深く学ぶことができ、参加者からも多くの興味深い質問が寄せられました。講師の鳥越先生のわかりやすい説明と豊富な知識により、参加者全員が充実した時間を過ごすことができました。

次回の講演会も楽しみにしていてください。多くのご参加をお待ちしております。


追伸と余談

15年前の平成21年に同じ鳥越昌先生に「備中の水車と地場産業」という文化講演会をしていただいたときの公民館だより30号の記事が見つかりました。記事を執筆したのは当時教養部の部長をしていた自分でした。

一昨年、大学生に文化講演会の講師をお願いしました。当時22歳、史上最年少でした。
しかし、翌年中学生の講師を招き、記録更新。
今回は、逆に89歳と、史上最年長の講師となりました。